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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第5巻 感想 [ラノベ感想 俺の妹がこんなに可愛いわけがない]

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第5巻の感想です。
例によって、ネタバレを含む感想は隠してあります。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈5〉 (電撃文庫) 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第5巻
著:伏見つかさ
画:かんざきひろ
出版:アスキー・メディアワークス
ブランド:電撃文庫



おれいも(現時点で)最新第5巻。
ドラマCD化も決定し、ますます勢いが増しています。
残念ながら、キャストは予想とは全く異なっていましたが…。

第4巻は桐乃がアメリカに旅立ち、黒猫が京介の通う学校に後輩として入学したところで終わっていました。
物語が大きく転換した訳ですが、第5巻はその黒猫と思いもしない場所での出会いからスタートします。
また、黒猫が学校生活でも京介に深く関ることになり、新たなキャラクターが登場してきます。

さて、今巻も全4章で構成されています。

1章は短いながらも、かなり大切なイベントが満載です。
何よりもまず、私個人が気になっていた黒猫の真名が明かされます。
未読の方もいると思いますので、ネタバレ感想の方に載せますがとても可愛いらしい名前でした。
そして、黒猫にとって大切なのがラスボス・麻奈実とついに対面したことでしょう。
出会った時の反応が、ほとんど桐乃と一緒というのがなんともはや。
黒猫の可愛い本心が伺える場面です。
流石に、桐乃ほど攻撃的な反応ではありませんが。
この他に、この後の物語に深く関わる、新入生向けの部活紹介イベントが綴られています。

2章は新キャラ登場のオンパレードです。
黒猫は学校生活では性格の問題もあり残念ながら孤立してしまいました。
その黒猫に、少しでも学校生活に馴染んでもらおうと考えた京介の強い勧めもあり、黒猫はゲーム研究会に入部します。
黒猫をサポートする為に入部した京介とともに。
ここで登場したキャラクターは3名。
まずは3年の三浦。なんとこの人、第4巻で京介が痛チャリをお借りした人だったりします。
まさか再登場するとは思っていませんでした…。
次に2年の真壁。変わり者ぞろいのゲー研の中での唯一の良心?のような男です。
そして、最後に1年の赤城瀬奈。京介の友人であり思わせぶり男である赤城浩平の妹さんです。
瀬奈は黒猫のクラスメートでもあるようですが、二人は馬が合わないようで顔を合わせると口論をはじめてしまいます。
この状況から、黒猫と瀬奈の関係を桐乃との関係に見立てた京介は、仲良くなれるのではないかと一計をあんじます。
上手くいったかは微妙なところでしたが、少なくとも黒猫の学内での居場所の作成には、成功したと思います。

3章はそのゲー研でのゲーム作成イベントにまつわるドタバタです。
新入生2人の仲を少しでも改善しようと考えた三浦の宣言により、黒猫と瀬奈の2人にコンテスト応募用ゲーム作成を命じてきます。
まずは2人に作りたいゲームのプレゼンをさせたのですが、結果は黒猫の勝利。
しかし、その結果に納得出来ない瀬奈は、部活に顔を出すのをやめてしまいます。
仕方がないので、黒猫と京介だけでゲーム作成を行うのですが、その過程で黒猫から京介へ衝撃の告白が行われます。
鈍い京介は、その想いの本気度に全く気がついていませんでしたがね。
最終的にゲーム作成が暗礁に乗りかけた際に、黒猫が思い切った行動をとり瀬奈を引きずり出し、ゲームは完成します。
コンテストの結果はともかく、黒猫が新しい友達を獲得した瞬間だと思います。
また、この章では京介の好みの女の子がはっきりします。
外見はあやせのような感じがお好みで、性格は麻奈実だそうです。

4章はあの人物が登場します。
しかし、何を書いてもネタバレになるので詳しくはこの後で。
ただひとつだけ。
黒猫がとても健気で、頑張っていますよ!

黒猫が好きな読者にはとても楽しめた1冊だったと思います。
少なくとも、黒猫派の私には十分楽しめました。
次回はまた展開が変わってくると思いますが、京介をめぐる人間(女性)関係がどんどんピンク色になっていくのが羨ましいですね。
ただ、黒猫や瀬奈への返答を考える時にゲームのように選択肢を入れるのは、京介が色々な意味で終わったことを意味していますが。

はい、ネタバレ感想です。

「五更瑠璃(ごこうるり)」
これが黒猫の真名です。
黒猫は黒猫なんですが、なんとなく心の中でるーたんと読んでいる自分がなんとなく嫌。

全編を通して、黒猫の京介へのほのかな恋心みたいなものが充満している5巻ですが、時系列順にいきます。

2章では、黒猫から京介へのきつい一言がありました。
京介が黒猫のことを桐乃の代わりと見ているという指摘です。

クラスに馴染めない黒猫が、一人で階段掃除をしているところを目撃した京介と麻奈実が、勝手に掃除を手伝ったことが黒猫のプライドを傷つけてしまったようです。
その際に、京介が黒猫のことを気にするのは「妹」の代替品として見ているから、という黒猫の指摘でした。
実際、京介には意識しないまでもその気持があったようですが、黒猫の状況を見て手伝いをしてしまう京介の気持ちもよくわかります。
なんとなくですが、妹の代替品と見られることが「女の子」と見られていない証拠のように感じるので、黒猫は苛立ってしまったのではないかと私は思っています。

なお、2章の最後で黒猫が京介の呼び方を変えた理由が語られています。
「なんとなく」と言っていますが、これも「兄さん」では女の子と見られない、という気持ちの現われなんじゃないかと考えています。

3章では、黒猫の告白があります。
ゲーム制作をする為に、京介の部屋で二人きりでデバッグをしていた時のことです。
話の流れから、京介が少々冗談も込めて「俺のことが好きなのか?」と聞いたのですが、その黒猫の返答が、

「好きよ」

というものでした。
これだけですと、冗談で終わる可能性もあるのですが、その後の補足が「あなたの妹が、あなたのことを好きなくらいには」と続いたことから、鉄板の告白となった訳です。

残念ながら、京介はこの台詞が続いたことによって、むしろ「眼中にない」と言われたと受け止めてしまいましたが、黒猫からすればかなり決意がこもった告白だったのではないでしょうか。
その証拠に、4章では黒猫は京介を放課後の校舎裏に呼び出す、という行動にまで出ています。

後述する理由で、実際にどんな目的があって呼び出したからはわからないのですが、それでも黒猫は驚くべき行動に出ます。

京介の頬に、口づけをするという。
真っ赤に赤面しつつ、「呪い」だという黒猫がもう最高に可愛いです。

では、4章の感想に入る前に、その他キャラについて少々。

沙織ですが、今回も非常に味のある役割をしています。

1章では、何も言わずに旅立った桐乃に対し、友達としての素直な憤りを口にし、2章では黒猫のことを心から思いやる行動をとる。
3章では、あえて黒猫を京介と二人きりにする為でしょう。今まで二人で京介宅にお邪魔していたのを、あえて行かないようにしたり。
しかし、元々そう思わせる記述はありましたが、実際の本人はあのキャラのような底抜けに明るいという訳でなく、かなり辛い思いもしてきているような節が見られます。
この辺りは、そろそろ本文でも触れてもらいたいですね。

2章で登場した赤城浩平の妹・瀬奈ですが、こちらは4巻を読んでいればわかりますがいわゆる「腐女子」です。
最初はそういった趣味を表に出さず、いわゆる委員長キャラのように振舞っていましたが、京介の陰謀にハマリ見事なまでに暴露してしまいました。
兄の妹溺愛っぷりもそうですし、妹の兄への依存といい、赤城兄妹は少々歪んでいますが兄妹仲はよいみたいですね。

ラスボスであるベルフェゴール・麻奈実は今回は影が薄かったですね。
黒猫への顔見せと、3章で京介の好みを引き出したくらい。
黒猫が京介への好意を強く見せ始めたいま、麻奈実の立ち位置が微妙になってきている気がします。
ま、それでも京介のお相手の本命は麻奈実でしょうがね。

さて、それでは4章の感想です。
この章のメインですが、桐乃です。
アメリカへ旅立ち、連絡を全くよこさなかった桐乃が京介へ送ったメールが物語を大きく動かします。
送られたきたメールの中身は

「アンタに預けたあたしのコレクション ぜんぶ 捨てて」

というものでした。

この衝撃の内容に驚く京介は、桐乃へ真意を問いただそうと連絡しますが、反応無し。
何かヒントはないかとあやせに連絡するも、進展なし。

ちなみに、ここで京介はあやせから着信拒否をくらっていたことを知り涙するという泣けてくるエピソードが入ります。
あれやられると、本当に凹みますよ…。
あやせは京介に冷たくしているけど、本当はそれほど嫌っていないのではないかと思っていたのですが、これはガチですね。
う~、流石に京介に同情します。

このメールについては、校舎裏で会った黒猫にも話すのですが、そこで黒猫は自分の用件を切り出すのをやめて、京介の背中を押します。
「呪い」という名の祝福を、京介に授けるとともに。

黒猫の叱咤激励を受けた京介は、うじうじ悩むのをやめて行動に出ます。
電話に出ないなら、とばかりにアメリカへ乗り込んでいきました。

桐乃はアメリカで記録が伸びていかないことに悩み、苦しんでいました。
自分に厳しい桐乃は、「ライバルに勝つまで友達に連絡をしない」という誓いを立てていました。
中々達成出来ない誓いに、更に自分を追い込むために京介へコレクションの廃棄という依頼をするのですが、この痛々しいまでの厳しさには胸がうたれます。
(捨ててくれと言われたものはアレですが)

結局、京介が説得して桐乃は日本へ帰国します。
空港に到着した二人を黒猫が出迎えるのですが、いつもは冷静な黒猫が息を切らせて出迎えるシーンは、少しでも早く桐乃に会いたいという黒猫の気持ちが出ていて本当によいシーンでした。
会えば会ったで、素直じゃない台詞の応酬となるのはご愛嬌ですが。

ともあれ、これでいつものメンバーが揃ったおれいも。
次回はどんなお話になるのか、今からとても楽しみでなりませんね。
希望としては、黒猫メインは変わらずに沙織にスポットをあててほしいです。
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コメント 2

ぺけっぱ

黒猫最高!ところで地味子の名前・・・。
by ぺけっぱ (2010-01-09 20:57) 

ひだひだ

ぺけっぱさま、コメントありがとうございます。

黒猫いいですよね~。
地味子さんの名前の件、ご指摘ありがとうございます(汗)
そっこー修正しました(^_^;
by ひだひだ (2010-01-09 21:20) 

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