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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第3巻 感想 [ラノベ感想 俺の妹がこんなに可愛いわけがない]

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第3巻の感想です。
例によって、ネタバレを含む感想は隠してあります。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈3〉 (電撃文庫) 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第3巻
著:伏見つかさ
画:かんざきひろ
出版:アスキー・メディアワークス
ブランド:電撃文庫



面白さがどんどん加速しているおれいも。
公式ホームページでも色々な試みがされており、どんどん世界が広がってきています。

主人公である高坂京介(凡庸を旨とし、普通をこよなく愛する高校2年生)とその妹桐乃(読者モデルをするくらいの美少女である中学2年生)が、とある「秘密」を巡ってドタバタを繰り広げるラブコメディです。
もう正式に「ラブ」をつけてもいいでしょう。

3巻では桐乃のケータイ小説参入にまつわるドタバタ(しかも結構シビアな話)と、京介と黒猫の距離感が縮まるというのがテーマになっています。

今回も4章仕立てなのですが、最初の章では桐乃と黒猫が、京介達の家でアニメDVDに鑑賞会を開いたことに関連したドタバタが描かれています。
その中で桐乃が書いたケータイ小説と、黒猫が書いた同人についてお互いが批評しあっているのですが、まあなんともよく似た2人ですよ。同じようなことを書いて、同じようなことでお互いをけなしています。
また、そのドタバタの過程で、黒猫の京介に対する好意がはっきりと出てきました。
そして、4章では後述(ネタバレ欄)の理由から、黒猫が京介のことを「兄さん」と呼ぶようになりました。
私は妹属性ゼロだと思っていましたが、これは羨ましいと感じました…。
どうやら私はもう駄目なようです。

2章は麻奈実メインのお話。
今回も唯一雰囲気が異なっており、ほんわかモードかつラブラブモード満載です。
しかし、京介はあれですね。
口ではあれほど嫌いと言いながら、なんだかんだで大切にしている桐乃に対してですら、麻奈実をバカにする台詞を口にしたら激怒するくせに、まーだ単なる幼馴染宣言ですか。
もう、死んだほうがいいんじゃないかな(ただの僻み)。
ちなみに、近々麻奈実が京介の家に遊びに来るという、4巻以降への引きというか、伏線みたいなものが蒔かれています。

3章はある意味で衝撃の展開です。
京介と桐乃が、なんと決して兄妹では入ることがない、ラブホテルに入ってしまいました…。
しかもそのことが麻奈実の耳に入るし。

また、3章から4章にかけては桐乃がケータイ小説を出版するまでのドタバタと、そして事件が描かれています。
苦労して、努力して書いた桐乃のケータイ小説ですが、何者かによって盗作の憂き目にあってしまいました。
桐乃はケータイ小説を仕上げるための無理がたたり、風邪をひいてしまったため事件解決に奔走することが出来ません。
しかし、そこは頼れる兄&友人の出番です。
京介、黒猫、沙織の活躍で、事件は無事収束します。
桐乃は幸せ者ですよね。

相変わらずドタバタ楽しげに動き回るキャラクター達ですが、何故でしょうか、おきる事件が結構殺伐としているのが気になります。
個人的には、もう少し気楽な、1巻くらいの温度で事件がおきるといいな、と思います。



はい、ネタバレ感想です。

3巻の主役は黒猫です。
いや違うだろおい、という突っ込みが入りそうですが、私はそう信じて疑いません。

2巻で黒猫が、少しづつ京介に興味を持ち始めた気がしていましたが、この巻はもうそのオンパレードです。
1章では桐乃と黒猫の間で、京介を巡る水面下での激突がありました。
水面下、といっても京介の目の前で行われているのですが、京介はまったく気がついていませんので…。
毎回罵倒されながらも、桐乃の世話を焼く京介に対して、黒猫が妙にその理由(シスコン?マゾ?)と知りたがります。
一方シスコンを全力否定された桐乃は、むくれて京介を蹴っ飛ばします。
珍しく素直に京介のことを黒猫が褒めれば、その言葉にこめられた意味に気がついた桐乃は、黒猫に対して「悪趣味」と言い放った上で、このキモいブス専(さすがにひどい…)でよければ持っていけと、京介に気に入られたら自分はブスですよ~、と認めるさせるかのごとき牽制を入れます。

また、桐乃の書いたケータイ小説が盗作の憂き目にあい、その解決のために黒猫が人肌脱ぐのですが、その解決方法の一貫として黒猫が出版社に持ち込みを行います。
持ち込みは黒猫の作品ですが、編集者との打ち合わせには京介も参加します。
その打ち合わせの中で、作品の分担を聞かれた黒猫が、突然京介を兄設定してしまいました。
これには京介もびっくり。
別に兄妹である必要は全くないので、これは黒猫の京介に対する気持ちの近さが出たものでしょう。
解決後も「兄さん」って呼び続けているし。

この打ち合わせのシーンでは、3巻での見せ場が訪れます。
黒猫が作った作品は、作品のレベルとしては高いものではなく、プロの編集者から酷評されてしまいます。長々と酷評されるうち、ついに黒猫が涙を堪えきれなくなるのですが、黒猫の嗚咽を聞いた京介は、大声で編集者にくってかかります。
この行為そのものは、もちろん褒められたものではありません。
でも、黒猫を思いやる京介の心は、かっこいいと思います。
頑張れ、黒猫!

さて、桐乃のことに触れる前に、沙織について触れておきます。
残念ながら、黒猫の存在感に押されて影が薄めな彼女ですが、相変わらずいいキャラです。
出版社にコネを持っていたり、中学生でありながらお見合いしたりと、まだまだ楽しそうな設定がいっぱい隠れていそうなので、なんとかもっとスポットライトを当ててもらいたいです。
2巻で京介と携帯で話した際の、大人しめなおそらく「本来の」沙織も見てみたいです。

最後に桐乃についてです。
相変わらず京介に対して冷たい態度ですが、どんどんその態度も軟化しています。
上で触れた黒猫への牽制や、ケータイ小説の作成に必要な「取材」とはいえ、わざわざクリスマスイブに渋谷で京介と2人でデートしたり。
デート中に、クリスマスプレゼントを買わせたりもしてます。
また、ずぶ濡れで寒空の下にいるという体当たり取材を敢行したため、体を温める必然があったとはいえ、ラブホテルにまで行っちゃうし。
桐乃って子の性格を考えたら、いくら「取材」とはいえ、嫌っている相手とこんなことしないのは一目瞭然です。

桐乃、黒猫、麻奈実。
どんどん京介の周りは桃色になっていきますが、京介は今後どうするんでしょうね?
普通に考えれば麻奈実ですし、私個人もそうであってほしいのですが、黒猫が可愛すぎて冷静に考えられなくなってきています。

盗作事件についても簡単にふれておきます。
桐乃が書いたケータイ小説に目をつけた伊織・フェイト・刹那という女性が、編集者に成りすまして桐乃に近づき、作品を仕上げさせたあとまんまとその作品が保存されていたサイトを乗っ取り、自分の作品として発表してしまいました。
京介達は持てる力を結集し、最終的には桐乃が伊織に見せずに作成した続編という切り札もあり、伊織が盗作を認め解決しましたが、なんとも後味の悪い事件でした。

4巻は、もう少し肩の力を抜いて楽しめるお話だといいのですが、桐乃が最後に発っした「次の人生相談が最後だから」を考えますと、難しいかもしれませんね。
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