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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第2巻 感想 [ラノベ感想 俺の妹がこんなに可愛いわけがない]

「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」第2巻の感想です。
例によって、ネタバレを含む感想は隠してあります。

俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈2〉 (電撃文庫) 俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第2巻
著:伏見つかさ
画:かんざきひろ
出版:アスキー・メディアワークス
ブランド:電撃文庫



主人公である高坂京介(凡庸を旨とし、普通をこよなく愛する高校2年生)とその妹桐乃(読者モデルをするくらいの美少女である中学2年生)が、とある「秘密」を巡ってドタバタを繰り広げるコメディです。
少しだけ「ラブ」をつけてもいいかな?

京介と桐乃の関係だけでなく、少しずつサブキャラクターにも光が当たり始め、楽しさが増しつつあります。
特に、この巻から登場した桐乃の友人にしてモデル仲間の新垣あやせは、今後も色々と活躍しそうです。

2巻は1巻と比べて、ちょっと「ラブ」な要素が出てきた気がします。
京介の「ギャルゲ主人公属性」が表出してきた感じでしょうか。
周りの女性からは何故か好意を受け、でも本人は鈍感、というギャルゲにありがちな状況ですね。
桐乃も1巻に比べて、京介に対する好意みたいなものがほの見えてきましたし、京介の幼馴染、
メガネっ娘麻奈実は言うに及ばず、あやせ、黒猫と多士済々。
タイプの違う女の子にモテモテ(というほど良い目はみてませんが…)です。
羨ましい…。

桐乃は京介のことを友人に対して悪く言っていながら、いざその友人に京介のことを悪く言われて露骨に不機嫌になったり、今までであれば、わざわざ自分から京介に声をかけたりしなかったのに、からかう為とはいえ声をかけたり。
私の萌脳には、もうこれは鉄板としか映りません、ええ(←ダメ人間)。

4章仕立てのこの巻ですが、そのうち1つが京介と麻奈実のエピソードに割り当てられています。
もうね、詳しくは書きませんがこれを読めば、もういいかげんおまえらくっついちゃえよという、どんだけ鈍いんだよ京介!と叫びたくなります。
でも、なんかいいんですよね、麻奈実とのほんわかした感じが漂わせる雰囲気が。
おれいもの中では、麻奈実は本当に一服の清涼剤のような感じです。

また、コミケの話では沙織と黒猫が登場しています。
しかし、桐乃と黒猫が話しはじめますとオタク用語全快となりますね。
正直、自分も正確にはわからない言葉が多々あり、偉大な検索先生にお世話になりっぱなしです。
どうでもいいけど、黒猫可愛いな~。
1巻を読み終わった時には、これほど気に入るとは思っていませんでした。
猫耳も似合ってたし、もっともっと活躍してほしいな~。

最後は1巻とは違った形で、違った人を相手に桐乃の「秘密」絡みでバトルが勃発します。
京介の働きもあり、なんとか丸く(かなぁ…)収まりましたが、正直そのテーマとなった問題は、非常に難しいものだと思います。
詳しくは後述しますが、残念ながら少しだけ、寂しくも辛い気持ちを抱きました。
もちろん、だからといってお話の魅力は全く変わりません。
これから読む方は、心配せずお手にとってもらいたいと思います。

さてさて、主人公達の人間関係も幅が出始め、魅力が増したこの巻。
更に続きが楽しみになりました!




はい、ネタバレ感想です。

今回のラスボスはあやせです。
コミケ帰りに偶然あやせと遭遇してしまい、何をしているのか問い詰められているうちに、桐乃は持っていたオタグッズ満載の紙袋をぶちまけてしまいました。
で、オタクに偏見をもち、かつアダルトな部分に強い嫌悪感を持つあやめから、桐乃は絶交を言い渡されてしまいます。

京介の頑張りもあり、最終的には仲直りしますが、その代わり京介は、あやせから完膚なきまでな「妹大好きキモオタ変態」というレッテルを貼られてしまいました。
まあ、成り行きとはいえ、「妹が、大ッッ……好きだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ―――っ!」と魂の叫びをしてしまったので、仕方がないと思います。

ただ、私の穿ち過ぎかもしれませんが、これはあやせが桐乃と仲直りするための、一種の妥協点だったのではないかと思っています。
オタク趣味、特にアダルトな部分は女の子として認められない。でもそんな趣味を持つ桐乃とは、何があっても仲直りしたい。
で、無理矢理「京介が悪い」と思い込むことで、自分を納得させたのではないでしょうか。

実際、完全に軽蔑されたかのように描写されながら、その後あやせから京介にはメールが届いています。
ぱっと見には京介に対する牽制に見えますが、捻くれたお礼のように思えてなりません。
あやせのことを怖がりつつも、京介もこのことに気がついているように思えます。

しかし、あやせのオタクを毛嫌いした原因に、いわゆる「児童ポルノ」の問題が絡んでいたので、問題がややこしくなったように思えます。
当たり前ですが、児童ポルノは忌むべき犯罪であり、絶対に許す事は出来ません。
しかし、殺人などの重大事件を起こした人が、いわゆるアキバ系の趣味を持っていたとき、マスコミはこぞって原因を「それ」に結びつけた報道を行います。
事実確認、因果関係など無視して。

もちろん、中には現実と虚構を区別できない人もいるでしょう。
しかし、それってアキバ系の趣味を持っているからそうなるのでしょうか。
極論を言ってしまえば、殺人もののミステリーが好きな人は、殺人者になるのでしょうか?
もちろん、そんなこと無いですよね。

文中では、京介がオタク趣味と犯罪の因果関係は科学的に証明されているわけではないこと、オタク趣味の規制を声高に叫ぶ一派がいる一方、慎重派もいることをあやめにきちんと説明し、その点については決着を見せました。
でも、正直やや無理矢理感がありますし、玉虫色な解決になっており、やはりこういった本で取り扱うには非常に難しいテーマだったように感じてなりません。

少し難しい話が混じりましたが、お話としては充分楽しめます。
3巻は気楽に楽しめる話となっているといいですね。
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